職人さん

仕事柄、良く職人さんとお話する機会があります。おもちゃ作家さんや独楽職人さん張子職人さんそれからそれから・・皆さんとても優しい方ばかりでいろんな話がはずみ、気がつけば2時間もたってた!っていうことが良くあります。ただ、優しさの中も「軸のぶれない」魂はいつも感じるのです。共通して必ず話されるのが、「みがく」こと。仕上げに磨いて表面をきれいにすることに時間をかけられているという話は良くききます。手順とか、方法とか、時には1年かけてとか、今年は磨きの年とか。やはり子どもが扱うものだから、それだけ安全にそして楽しんでもらうためにとても気を使っておられます。単に、見た目の美しさや手触りの良さというこだわりもありますが、それ以上の熱さを感じます。もう一つは、新しいものを作る時の「研究」に余念がない。そこまで追求するんだ〜といつも関心させられます。そういえば、あの有名なゴッホ日本画、特に浮世絵の研究をしたとか、でもゴッホの絵を見る限り、浮世絵の陰はあまり感じないが、極意のようなものが含まれているのかもしれない。
 そうして、お店を出てくるときはなぜか「これ買います」ではなく「これ買わせて頂いてもいいですか?」という言葉になってしまう。生み出すこととは、大変なことだ!!